損切りとは
含み損を抱えている状態で決済を確定することです。
エントリーした根拠が崩れて、損失が膨らみ、退場するリスクを防ぎます。
損失が膨らんでいくと、精神的ストレスやバイアスがかかる状態が続くうちに
なかなか決済できず、結果的に最大損失額まで達してしまいます。
FXの世界は損小利大『損は小さく利益は大きく伸ばす』世界です。
自分で損切る時は淡い期待や執着を一切捨てて感情を消去します。
次に来るもっと良い機会のために資金を生かしましょう。
損切りを指定しておくと
- 自分の損失額を自分の許容範囲に抑えられるので資金管理が出来る。
- 今諦めることになっても次にチャンスが来た時の資金を残せる。
- 精神的恐怖心やストレスを感じたりチャートに張りつく必要がなくなる。
- 初心者の間は必ずエントリーと同時に損切を入れる。
損切りを入れるところを考える
ご自身のエントリー根拠が崩れたとき、損切ります。
損切りは直近高値・安値に入れる、とか総資産の何%とか
何pips上下に置く、とか、リスクリワード1:2とか色々あるのですが
根拠は多い方がいいので、自分が確信を持てる根拠を
探して採用していくためにデモトレードでどんどん実践して記録していき、
一番確実なものを見つけるしかないです。
最初はデモトレードで利確と損切り1対1から始めてもいいと思いますし
(例えば、エントリー地点から200pips上が利確ポイントなら損切は200pips下等)
全体資金のナンバーセントで損切るか
決めるという方法もありです。(1か2%あたりがよろしいかと…)
ロットはなるべく落として(デイスイング0.2とかスキャル0.5とかで)練習します。
ちなみに毎回早々に覚悟を決めて切ってしまうばかりだと損切貧乏一直線です。
上手くいかない場合は
- そもそもそのエントリー位置は正しいのか?入っているところがおかしくないか?
- 含み損が出ても耐えるべきかを分析できているか?
- 直近高値、直近安値のレジスタンスラインや転換位置がどこにくるか?
あたりを疑います。
- 移動平均線や水平線各サポートラインを分析する
- 各理論・各オシレーターやインディケーターに当てはめて分析する
- エントリーと決済のシナリオ・ルールを作る、決めたら変えない
- 後々どうなろうと淡々と記録する、(勝負率を出す)
- 全体資金のナンバーセントで損切るか決める(1か2%あたりがよろしいかと…)
- せっかく損切したのに順行してしまう⇒ダマシかどうか上位足と様子を見る
- 上位足を見る(マルチタイムフレーム)トレンドに逆らわない
マルチタイムフレーム
長期足・中期足・短期足の順番で相場のトレンドを見ます。
自分が見ているチャートは上位足のどこにいるのか見てみましょう。
日足⇒4時間足⇒1時間足⇒15分足⇒5分足等順番に見ていって
(出来れば月足・週足も)
トレンドや相場状況を把握していきます。
大きい足のトレンドの方が強いのです。