FXは利益を確定できた時から税金が発生します。
取引会社は税務署に取引の調書を送っているので、内容は把握されています。
忘れてしまうと大変なので、確定申告のやり方を確認された方がいいと思います。
確定申告に慣れている方は国税庁のHPやソフトで申請書を作成できます。
慣れていない方や初めての方は国税庁のHPか動画、書籍等で調べるか、
有料ですが(単発契約もある)税理士さんにお願いしましょう。
扱う金融商品の種類が増えてくると、何かと相談できる相手がいるのは心強いです。
それに何度も修正が必要になって混乱したりあれやこれやと気になると、
時間や気力が奪われて取引することが不安になったり集中できなくなるからです。
また、生活費と同じ口座を使うと何かと後々ややこしいので
トレード資金や投資に必要な物を購入するお金は別の口座で管理しましょう。
FXにかかる税金
国内FXでの利益 | 20.315% 申告分離課税 国内取引所同士の損益通算可 損益繰り越し3年可能 |
海外FX・仮想通貨 | 総合課税・雑所得 利益の金額の段階が上がると税率も上がる 国内との通算不可 |
住民税・国民健康保険料等利益に応じて変化する場合があるので要確認です
給料所得者(給料・退職金を除いた)は合計金額20万を超すと申告が必要、
事業主・専業主婦やパートアルバイトの場合年間所得金額38万以上で申告が必要です
逆に利益がまったく無く、10万以上の損失があれば繰り越し控除できます
トレードをやるために使った勉強代や、パソコン代等は経費にできます
(経費は翌年度に持ち越せない)
経費にできる色々
領収書は必ずもらう・保管する(なければレシートだけでも取っておく)
取引のために必要な物か証明できるようにしておく(商品名や使用目的を裏書き)
セミナーやフェアに勉強として参加する際は交通費(領収書はなくても大丈夫)
(日付・セミナー名・主催会社・最寄り駅~到着駅・往復金額等一覧表を作る)
間際になってアタフタするのは大変なので毎月ごとにまとめておく
環境調整のための費用
注意 減価償却されるので全額ではない
生活一般で使うもの
(テレビ・新聞・携帯等FXに特化していないものは難しいと考える)
- パソコン本体・モニター・周辺機器・携帯・タブレット・テレビ購入代
- パソコンデスク・椅子購入代
- 通信費(インターネット回線・サーバーレンタル代)
- インディケーター・ツール・EA・セキュリティ等ソフト購入代
- 事務用品(ファイル・ノート・プリンターのインク・文具等)代
- 家賃・電気代 トレードルームの分のみが計算される・税務署に確認
勉強のための費用
- スクール・セミナー・フェア等の授業料・参加料・親睦会代・交通費
- これらに参加している時の親睦会(飲み会)・休憩の喫茶店代・昼食代
- テクニカルアナリスト等資格取得のための通信講座費用・検定料・会費・交通費
- FXの雑誌・DVD・メルマガ・新聞・書籍・情報商材代
(領収書にタイトル名を裏書き・例えば本の題名等、使用目的などを書いておく)
- トレードで発生した取引手数料
要は、FXのために必要なんです!と証明出来て税務署が納得できるものなら大丈夫です
用意するもの
確定申告書・年間取引報告書・経費領収書・源泉徴収票を提出します。
間際になって意味がわからないとならないように今のうちから調べておきましょう。
また、自分が大丈夫だと思って提出しても、管轄の税務署の判断になります。
個人事業主は税務署で簡単なセミナーがありますが、
個人は商業施設などで開催される申告書相談会しかありません。
時間があるうちに調べて質問をまとめておき確認しておきましょう。